iPhone SDK Programming Manual | ||
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●著者まえがきより iPhoneは、さまざまな魅力と機能を盛り込んだ最高をきわめた携帯電話であり、今最も人気と関心を集めています。iPhoneには、革新的なハードウェアと世界最先端のオペレーティングシステムが組み合わさり、携帯電話の常識を一新する魅力と機能が盛り込まれています。本書はiPhoneをただ使うだけでなく、自らiPhoneアプリケーションを作成し、iPhoneの世界を広げるための手順と情報を示しています。 本書は、プログラミング経験はあるがiPhoneアプリケーションの開発は初めてという方々を対象としています。特に、JavaやObjective-Cなどのオブジェクト指向プログラミング経験がある方々が、素早くiPhoneアプリケーションを開発できるようになることを目標としています。また、iPhone特有のユーザインタフェースを利用したアプリケーションを開発したい、という方々を想定しています。OpenGLを用いたiPhone向けゲームを開発したい、という方々は想定していません。iPhoneアプリケーション開発では、プログラム言語としてObjective-Cを使用しますが、本書ではObjective-Cについては解説していません。Objective-Cに関する書籍には幾つもの良書がありますので、それらをあらかじめお読みいただくか、本書と並行して参照してください。 また、iPhone SDKの世界を説明するのに、UMLのクラス図やオブジェクト図、シーケンス図を使用しています。UMLの使用は簡単なレベルに留めているので、本書のみで読み進めることもできますが、できればUMLについてあらかじめ習得いただくか、本書と並行して学ばれることをお勧めします。なお、本書では、「オーディオ/ビデオ」「アドレス帳」「セキュリティ」「ローカライズ」「パフォーマンスチューニング」「AppStoreでのアプリケーション配布」といったキーワードには触れていません。 本書では、iPhoneアプリケーションの開発に必要なiPhone SDKの入手方法やインストール方法から、XcodeやInterface Builderの基本的な使い方、iPhoneアプリケーション開発で使用されているデザインパターン、iPhone SDK を使用する際に必要となるメモリー管理の方法、iPhoneアプリケーションのプログラグラミング方法をサンプルコードを用いてひとつずつ順を追って説明しています。iPhone SDKのすべてを網羅しているわけではありませんが、iPhone SDKが用意する豊富な機能のエッセンスを余すところなく伝えようとしています。そこで書かれている内容を一通り理解すれば、iPhoneアプリケーション作成に必要な知識がすべて身に付くでしょう。また、iPhoneをただ使うときでも、その動作がどのような仕組みで動いているかがわかり、より一層楽しみが増すでしょう。 |
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著者:株式会社テクノロジックアート B5変形・304ページ・1色 本体価格:2,580円+税 ISBN978-4-88166-665-4 |
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Part1 開発環境の準備
※お使いのブラウザでJavaScriptが無効の場合は機能しません。
Chapter 01-01 アカウントの登録とSDKのインストール Chapter 01-02 iPhone SDKの概要 Chapter 01-03 Xcodeウィンドウの画面構成と操作方法 Part2 初めてのiPhoneアプリケーション Chapter 02-01 Hello World Chapter 02-02 プロジェクトの作成 Chapter 02-03 画面の作成 Chapter 02-04 ビューコントローラの追加 Chapter 02-05 ビューコントローラの実装 Part3 デザインパターン Chapter 03-01 デザインパターンとは Chapter 03-02 Compositeパターン Chapter 03-03 Model-View-Controllerパターン Part4 オブジェクト管理 Chapter 04-01 iPhoneで利用できるオブジェクト管理方式 Chapter 04-02 コーディングルール Part5 ナビゲーション Chapter 05-01 ナビゲーションとその仕組み Chapter 05-02 ナビゲーションを使ったサンプルプログラム Chapter 05-03 初期画面の作成・定義と割り当て Chapter 05-04 遷移先画面の作成とイベント処理 Chapter 05-05 画面遷移の処理を実装する(1) Chapter 05-06 画面遷移の処理を実装する(2) Chapter 05-07 プログラムの解説 Part6 テーブル Chapter 06-01 テーブルの仕組みと特徴 Chapter 06-02 テーブル表示を行うサンプルプログラム Chapter 06-03 テーブル表示のデータソースを実装する Chapter 06-04 コントローラの実装とテーブル表示 Chapter 06-05 プログラムの解説 Part7 セルのカスタマイズ Chapter 07-01 セルの概要 Chapter 07-02 セルのカスタマイズ Chapter 07-03 サンプルプログラムの作成 Chapter 07-04 プログラムの解説 Part8 セルの操作 Chapter 08-01 セルの操作 Chapter 08-02 セルを操作するサンプルプログラム Chapter 08-03 プログラムの解説 Part9 永続化 Chapter 09-01 ユーザーデフォルトとデフォルトドメイン Chapter 09-02 ユーザーデフォルトを用いたサンプルプログラム Chapter 09-03 個人情報オブジェクトを使い記録する Chapter 09-04 プログラムの解説 Part10 XML処理 Chapter 10-01 XMLデータ解析の概要 Chapter 10-02 XMLデータ解析のサンプルプログラム Chapter 10-03 プログラムの解説 Part11 マルチタッチ Chapter 11-01 マルチタッチジェスチャーの概要 Chapter 11-02 マルチタッチを使ったサンプルプログラム Chapter 11-03 プログラムの解説 Part12 加速度センサー Chapter 12-01 加速度センサーの概要 Chapter 12-02 加速度センサーを使ったサンプルプログラム Chapter 12-03 加速度情報の取得と画面表示 Chapter 12-04 プログラムの解説 Part13 ロケションサービス Chapter 13-01 測地機能の概要 Chapter 13-02 測地機能を使ったサンプルプログラム Chapter 13-03 プログラムの解説 Part14 他アプリケーションとの連携 Chapter 14-01 他アプリケーションとの連携とは Part15 応用編:フォト検索アプリケーション Chapter 15-01 フォト検索アプリケーションの作成 Chapter 15-02 アプリケーションの内部設計 Chapter 15-03 画面の作成 Chapter 15-04 横表示への対応 Appendix 付録 Appendix A 実機へのアプリインストール Appendix B Objective-CとJavaの比較 ≪ 目次を隠す |