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JRuby徹底入門
●本書の読み方
本書は主にJavaユーザに向けて書かれたJRubyの入門書です。
基本的にはJRubyについて全く(あるいはほとんど)知識のない方を対象として、JRubyとは何か、どんな風に使うのか、JRubyを使うことでどんな良いことがあるのか…といった事柄を分かりやすくまとめています。

「JRubyの本を出版しよう」というのは、私たちにとって非常に大きな冒険でもありました。
JRubyはオープンソースのソフトウェアで、Thomas Enebo氏、Charles Nutter氏を中心とした6名の主要コミッタおよび50名近いコミュニティメンバーにより精力的に開発が進められています。
その進化のスピードは実に目をみはるばかりで、日々たくさんのバグ・フィックスや新機能の追加が積極的に行われています。バージョンアップの速度も非常に速く、執筆着手時(2008年3月)に1.0であったJRubyのバージョンは脱稿間近の現時点でv1.1.2となりました。本書が店頭に並ぶ頃には、おそらく v1.1S.3がリリースされていることでしょう。

このように日進月歩で進化を続けるソフトウェアを「本」という形で語ろうというのは、控えめな表現をもってしても「無謀」な行為だといえるでしょう。本書に書かれている情報は、書籍が出版された直後には既に古くなっているかもしれません。より良い技術やソリューションが編み出されている可能性も多分にあります。それでも敢えてこの困難に立ち向かうと決心した背景には、JRubyという素晴らしいテクノロジーを、ひとりでも多くのエンジニアの皆さんに知ってもらいたいという思いがありました。
たとえ不完全な形であっても、JRubyと日本のエンジニアをつなぐ小さな架け橋となりたい――メンバー一同、そんな気持ちで本書を書き上げました。

◆本書の構成
本書のPart1〜Part2では、JavaとRubyの歴史からJRubyの周辺情報などを、読み物風にまとめました。この部分を一通りお読みいただけば、「JRubyって何?」という質問に答えられるようになるでしょう。

Part3〜Part4は、実際にJRubyをインストールして利用するための易しいチュートリアルになっています。
とりあえず使ってみたいという方は、ここを中心にお読みください。

Part5は「体験 Ruby on Rails」と題して、JRubyを使ったRuby on Railsアプリケーションの開発について簡単に紹介しています。
Ruby(JRuby)とRailsはもはや切っても切れない関係にあります。本書はRailsの解説書ではありませんが、Railsによる開発の雰囲気だけでも感じていただければという思いから、ごくさわりの部分だけを解説させていただきました。「Railsを理解する」という目的で使うには多分に舌足らずな内容ですが、書籍の趣旨としてご理解ください。Railsを学ぶのにお勧めの入門書を巻末にて紹介していますので、ぜひそちらも参考になさってください。

Part6では、JRubyにおけるJavaとRubyの連携について、ごく基本的な事柄をまとめました。
Part6の執筆に際しては、JRubyのドキュメントおよびJRuby Wikiにて公開されている種々の情報を参考にさせていただきました。前述の通り、JRubyの仕様はバージョンアップにより随時変更される可能性がありますので、実際の利用に際しては、適時公式サイトにて情報を確認していただくようお願いします。

ラストを飾るPart7は、本書のメインディッシュともいうべきパートです。
Javaで書かれたコードを徐々にRuby風に作り変えていく過程を通して、JRuby上でのRubyスクリプティング(=JRubyスクリプティング)の醍醐味を味わってみてください。


(「本書の読み方」より)
カバーイメージ
著者:株式会社イーシー・ワン
B5変形・288ページ・1色
本体価格:2,480円+税
ISBN978-4-88166-645-6
 
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はじめに
本書の刊行に寄せて
CONTENTS
本書の読み方
注意事項

Part 1 Ruby、Java、そしてJRuby
Chapter 1-01 Java+Ruby=JRuby!?

Part 2 JRubyの世界
Chapter 2-01 JRubyとは?
Chapter 2-02 JRubyをサポートする統合開発環境など

Part 3 JRubyの環境構築
Chapter 3-01 JDKの入手とインストール
Chapter 3-02 JRubyの入手とインストール
Chapter 3-03  動作確認
Chapter 3-04  RubyGems

Part 4 JRubyに触れてみよう!
Chapter 4-01  Hello JRuby !
Chapter 4-02  Javaのオブジェクトにアクセスする
Chapter 4-03  Javaのライブラリを活用する
Chapter 4-04  jirbを使ってみよう

Part 5 体験!Ruby on Rails
Chapter 5-01 Railsとは
Chapter 5-02 Railsアプリケーション開発環境の準備
Chapter 5-03 Railsアプリケーションの基本構造を作成する
Chapter 5-04 データベース関連の設定
Chapter 5-05 scaffoldで「足場」を作ろう
Chapter 5-06 Viewをカスタマイズする
Chapter 5-07 スタイルシートの編集
Chapter 5-08 Rubyのスクリプトを埋め込む
Chapter 5-09 ヘルパ・メソッドを利用する
Chapter 5-10 コントローラを編集する
Chapter 5-11 Pluginの組み込み
Chapter 5-12 Javaコアライブラリを利用する
Chapter 5-13 サードパーティ製のJavaライブラリを利用する
Chapter 5-14 Java EEアプリケーションサーバへの配備
Chapter 5-15 GlassFishとGlassFish gem
Part 6 JavaとRubyの連携
Chapter 6-01 JRubyにおけるJavaのサポート
Chapter 6-02 JavaからRubyへのアクセス

Part 7 実践!JRubyスクリプティング
Chapter 7-01 RubyとJavaの連携
Chapter 7-02 サンプルプログラムの実行環境を構築する
Chapter 7-03 サンプルプログラムの概要
Chapter 7-04 まずはJavaで書いてみよう
Chapter 7-05 JavaからRubyへ
Chapter 7-06 Rubyライクなスタイルで!
Chapter 7-07 処理の内容もRuby風に
Chapter 7-08 Rubyの妙技・ブロックの活用
Chapter 7-09 クラスの機能を拡張しよう
Chapter 7-10 Enumerableモジュールをインクルードする
Chapter 7-11 さらにブラッシュアップしよう!
Chapter 7-12 機能拡張を別ファイルに切り出す

Appendix 付録
Appendix-A JDKのダウンロードとセットアップ
Appendix-B 関連サイト
Appendix-C 参考書籍

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