1台のパソコンでWindowsとLinuxを使う本 XP/Vista対応 |
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本書「はじめに」より 現在パソコンを使っている方は、OS(オペレーティングシステム:基本システム)として、Windowsを使用している人がほとんどだと思います。Linuxとはどんなものか、名前を聞いたことはあっても実際に使ったことのある方はそれほど多くないでしょう。 Linuxは無料で使うことができるOSです。また、Linuxは現在パソコンの主流となっているAT互換機で動作するソフトウェアです。ですから、本来Linuxを使おうと思えば、誰でもすぐに使うことができるはずです。面白そうだから、あるいはこれからLinuxも使う必要が出てきそうだから、ちょっとLinuxを使ってみたい、そういう方は多いでしょう。 ただし、現在Windowsが動作しているパソコンにLinuxをインストールするのはちょっと問題があります。Windows環境をなくしてしまい、Linuxだけをパソコンにインストールするのであれば、それほど問題はありません。しかしLinuxはWindowsとは全く別のOSですから、Windowsとは使い勝手が違いますし、Windowsで作成したデータがそのままLinuxで使える訳でもありません。また、ワープロや表計算ソフトといったアプリケーションソフトもWindows用のものがLinuxでは動きません。 Linuxは使ってみたいけれど、Windowsが使えなくなるのは困る。何とか両方を使えるようにできないか、そうした要望に応える方法が、WindowsとLinuxのデュアルブートシステムです。本書は1台のパソコンにWindowsとLinuxを共存させるデュアルブートシステムについて解説したものです。 本書では、デュアルブートシステムの原理から実際の導入、そして活用方法まで、デュアルブートシステムのあらゆる問題を徹底的に解説することで、すべての方にデュアルブートシステムを実現するためのノウハウを伝えることを目的としています。本書により、WindowsとLinuxのそれぞれのよいところを堪能できることを願っています。 |
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著者:板谷芳男 A5・400ページ・2色 本体価格:2,180円+税 ISBN978-4-88166-563-3 |
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Part1 デュアルブートのための基礎知識
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Chapter 1.1 AT互換機とは Chapter 1.2 デュアルブートに必要なハードディスクの知識 Chapter 1.3 OSの起動プロセス Chapter 1.4 デュアルブートの原理 Part2 デュアルブートの前準備 Chapter 2.1 起動ディスクの作成とレスキュー方法 Chapter 2.2 既存の領域のバックアップ Part3 デュアルブート環境の構築 Chapter 3.1 OSをインストールするための準備 Chapter 3.2 インストール用新規パーティション作成 Chapter 3.3 既存領域を縮小してインストール領域を確保 Chapter 3.4 Windowsを先にインストールするケース Chapter 3.5 Linuxを先にインストールするケース Chapter 3.6 デュアルブートを可能にする Part4 デュアルブートの活用 Chapter 4.1 ファイルの交換方法 Chapter 4.2 データの相互利用 Part5 デュアルブートの解除 Chapter 5.1 Linuxの削除 Chapter 5.2 Windowsの削除 Part6 トラブルが起きたときの対処 Chapter 6.1 起動に関するトラブル Chapter 6.2 エラーメッセージの対処法 Part7 一風変わった共存方法 Chapter 7.1 CD/DVDやフロッピィディスクからブートするLinux Chapter 7.2 PCエミュレータソフトを使った共存環境構築 Appendix Ubuntu 6.10 Desktopのインストール ≪ 目次を隠す |