現場のUML モデルベース開発のすべて | ||
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最近、SOAによる情報システムが注目されています。このSOA成功の秘訣の1つに、「コンポーネント化」をきちんと設計できるかという点が挙げられます。本書では、業務分析の段階から「コンポーネント化」を意識して、分析・設計・開発へと結び付けている現場の事例をモデルとして解説しています。業務分析、要求分析、UMLでのモデリングから、実際のコード作成まで、MDA(モデル駆動開発)に則したUMLの活用方法がこの1冊で学べます。 ■監修者より UMLをアプリケーション設計だけに使う時代は、過去のものとなりました。今日では、上流の業務分析から下流のシステム開発に至るまで、UMLをいかに活用していくかという点が重要になっています。 それは、「UML=オブジェクト指向技術」という捉え方ではなく、業務の整理からシステム化へ、もしくは、SOAを利用したサービスの構築といった、広範囲にUMLを利用するということです。 そのためには、オブジェクト指向ということではなく、「コンポーネント」や「サービス」という考え方でUMLを使う必要があります。 本書は、UML方法論の理論書ではありません。本格的な実践書です。そして、大規模システム開発に実際使われている方法を採り上げています。 UMLを習得して、アプリケーション設計に使っているけれども、さらに本格的に使いこなしたいと考えている人にはうってつけです。ぜひ、本書を上流からのシステム開発に活用してください。 |
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著者:浅井麻衣・重田正俊・橋本大輔・浜口弘志・藤井啓詞 監修:桐越信一・長瀬嘉秀 B5変形・304ページ・2色・CD-ROM付 本体価格:2,880円+税 ISBN4-88166-542-1 |
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Part1 システム分析・設計の要素技術
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Chapter1-01 UMLとモデリング Chapter1-02 コンポーネントベース開発 Chapter1-03 MDA(モデル駆動型アーキテクチャ) Part2 開発プロセス Chapter2-01 開発プロセスのスタイル Chapter2-02 開発プロセスの概要 Part3 システム導入の前に(業務分析) Chapter3-01 コンポーネントベースモデリング Chapter3-02 対象業務を整理する Chapter3-03 システム導入後の姿を表現する COLUMN プロジェクトメンバーについて COLUMN ヒアリング内容を図に表す意義 COLUMN アクティビティ図は難しい? Part4 システムの導入に向けて(要求分析) Chapter4-01 システム化対象の決定と機能要件の検討 Chapter4-02 ソフトウェア部品の機能と情報を分析する Chapter4-03 コンポーネントを抽出する COLUMN ユースケースシナリオは手分けして COLUMN 業務を知らない人にも分かりやすいユースケースシナリオを COLUMN ユースケース図の利用法 COLUMN ユースケース図による分析の進め方 COLUMN コンポーネントの再利用を促す仕掛け作り Part5 構造と振る舞いの定義(システム分析) Chapter5-01 オブジェクト図の作成 Chapter5-02 構造を記述した分析クラス図の作成 Chapter5-03 ステートマシン図、画面遷移図の作成 Chapter5-04 分析モデルを記述するアーキテクチャの決定 Chapter5-05 相互作用概要図、分析シーケンス図の作成 Chapter5-06 分析クラス図への振る舞いの追加、パッケージの切り分け COLUMN ステートマシン図をオプションドキュメントとした理由 COLUMN 分析シーケンス図とユースケースシナリオ Part6 システム化に向けて Chapter6-01 システムアーキテクチャの選定 Chapter6-02 フレームワークの選定 Chapter6-03 パターンの定義 COLUMN マインドマップ COLUMN プロジェクトで作成するドキュメント COLUMN GoFデザインパターン COLUMN バグトラッキングシステムの適用に関して Part7 論理モデルの導出とパターンの適用/展開 Chapter7-01 論理クラス図の作成 Chapter7-02 パターンの適用/展開 COLUMN インターフェース/クラスのパッケージ化 Part8 MDAツール最新動向 Chapter8-01 MDAツールとは Chapter8-02 uCosminexus Developerによる変換例 Chapter8-03 medini Component Modelerによる変換例 COLUMN MDAツールの適用 Appendix A 全システム構築工程とアウトプットドキュメント Appendix B パターンウィーバーについて Appendix C CD-ROM収録コンテンツについて ≪ 目次を隠す |