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詳細! SwiftUI  iPhoneアプリ開発入門ノート iOS 13 + Xcode 11対応
越えて行こう!SwiftUIで作る新しい世界

 SwiftUIは2019年6月にサンノゼで開催されたWWDC(Appleデベロッパカンファレンス)で発表されたばかりの注目のフレームワークです。これまで、MacBookやiPhoneなどのApple製品のアプリのUI(ボタンなど画面操作のユーザーインターフェイス)は、AppKit、UIKit等のフレームワークで開発されてきました。まったく新しいSwiftUIフレームワークは、これらを表面的に置き換えていくという話なので、そのインパクトの大きさは想像以上です。
 
 しかし考えてみれば、改良を重ねているとは言えAppKitはiPhoneが生まれる前の時代から使われてきたテクノロジーであり、iPhoneのiOSもすでにバージョン13を数えます。iPhone、iPad、Apple Watch、AirPods、噂されるARメガネやAppleカーとデバイスの形態が大きく変化しているときに、その変化に柔軟かつスピーディーに対応していくためにUIフレームワークを刷新しようという決断はむしろ避けられない流れであり、その先を見据えた計り知れないパワーさえも感じます。
 
 それを目の当たりにしたならば、今までやってきた人もこれから始める人もうかうかしている暇はありません。今がチャンスであり、ピンチです。SwiftUIを誰よりも早く始めるチャンスであり、取りこぼすピンチでもあるのです。SwiftUIは登場したばかりでまだまだ不足なところがありますが、瞬く間に進化を遂げることでしょう。今がチャンスです。低いハードルから段々高くしていく戦法で挑みましょう。未来を始める準備は整っています。来たるべき新しい世界をSwiftUIで越えていきましょう!
 
・手順を試しながら開発手法を習得する
 Xcodeの使い方から、SwiftUIコードの便利な入力補完機能などをステップを追って段階的に説明します。ポイントとなる箇所にはマーカーを引き、長いコードも見てすぐわかるように枠囲みや補足説明を付けました。
 少し難しい中級者向けの内容には「Level Up」アイコンが付いています。
 
Chapter 1 簡単なSwiftUIアプリを試しに1個作り、これからの学習の準備と小手調べをします。
Chapter 2 コードの効率的な入力とSwiftUIを使う上で最初に理解すべきレイアウト調整についてテキスト表示を題材に学びます。
Chapter 3 写真や図形の表示と画像効果を取り上げます。
Chapter 4 これまで面倒だったリスト表示やナビゲーションリンクをSwiftUIではどのように行うかを説明します。SwiftUIの真骨頂と言える部分です。
Chapter 5 ボタン、スライダー、セグメンテッドコントロール、ピッカー、テキストフィールドなどのUI部品を表示するコードを解説します。ここでは@Stateという新しいキーワードが登場します。
Chapter 6 アラート、アクションシート、モーダルビュー、スクロール、タブなどの表示方法を解説します。
Chapter 7 @Binding、@Publishedなどを駆使する変数のバインディングやデータ共有に加えて、UIViewのビューをSwiftUIで表示する方法をMapKitの地図表示を例に解説します。
 
・欠かせないSwiftプログラミングの基礎力
 SwiftUIを使うにしても、Swiftのシンタックス(文法)を学ぶことを避けることはできません。そこで本書では、読み進める内容に沿うように「Swiftシンタックスの基礎知識」コラムでSwift初心者がこれだけは知っておきたい内容を厳選して図解入りで説明します。学習はPlaygroundを使って進めていきます。変数、演算子、制御構造、構造体、配列、関数、オプショナルバインディング、クラスなど、Swiftプログラミングの基礎力をつけましょう。
カバーイメージ
著者:大重美幸
B5変形・336ページ・オールカラー
本体価格:2,700円+税
ISBN:978-4-8007-1253-0
 
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目次を表示する ≫
Chapter 1 SwiftUIアプリを作って試す/Playgroundの活用
1-1 Xcodeのインストール
1-2 SwiftUIを使うプロジェクトを作る
1-3 エディタとキャンバスを使ってみよう
1-4 iPhoneシミュレータを使う
1-5 iPhoneの実機でアプリを試そう
1-6 Playgroundを活用してSwiftを学ぼう

Chapter 2 テキスト表示で学ぶ基本操作とレイアウト調整
2-1 新しいテキストを追加する
2-2 コードを効率よく入力する
2-3 フォントや縦横サイズを設定する
2-4 レイアウトを調整する

Chapter 3 イメージと図形の表示/配置/画像効果
3-1 イメージを表示する
3-2 図形の作成と配置
3-3 画像効果を使う

Chapter 4 リスト表示のテクニックとナビゲーションリンク
4-1 コンテンツのリスト
4-2 配列をリスト表示する
4-3 複数のセクションがあるリスト
4-4 リストに表示する行を定義する
4-5 リストから詳細ページを開く

Chapter 5 ボタン、トグル、ステッパー、スライダー、セグメント、ピッカー、テキストフィールド
5-1 ボタンで実行する
5-2 オン/オフ切り替えトグルスイッチ
5-3 ステッパーでカウントアップ
5-4 スライダーを作る
5-5 ホイールピッカーを作る
5-6 セグメンテッドコントロールを作る 
5-7 デートピッカーを作る
5-8 キーボードでテキストフィールド入力

Chapter 6 アラート、アクション、モーダル、スクロール、タブの各種ビューを使う
6-1 アラートを表示する
6-2 アクションシートを表示する
6-3 シートで作るハーフモーダルビュー 
6-4 スクロールビューを作る
6-5 タブビューでビューを切り替える

Chapter7 バインディングとオブジェクトの共有/UIView、地図の表示
7-1 @Bindingを利用してボタンを部品化する
7-2 @Bindingを利用してフィールドをカスタム化する
7-3 ObservableObjectで変数を共有する
7-4 EnvironmentObjectで変数を共有する
7-5 SwiftUIでUIViewを表示する
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