ダンゼン得する 個人事業者のための会社のつくり方がよくわかる本 | ||
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個人事業主の方、フリーランスの方、はたまたこれから会社を辞めて、事業をはじめようとする方のために、「個人事業」が得なのか? 「会社」が得なのか? きっちり納得したうえで、「よし、会社にしよう」とか「今はまだ個人事業でいこう」と判断できる書籍です。 会社のつくり方は、会社法の改正により比較的簡単になりました。会社のつくり方にテクニックは必要ありません。大切なのはパターン化した会社のつくり方を知ることではなく、どんな会社をつくりたいのかきちんと把握することです。 この本は、会社をつくるうえでのメリット・デメリットを検証した知識が、おのずと会社をつくるときに役立つしくみになっています。 個人事業を法人化するにしても、いちから会社をつくるにしても、何か「メリット」があるからこそ決断できるはずです。もしかしたら、デメリットもあるやもしれません。その分岐点は事業の種類や売上規模によってもまちまちです。この書籍では、業種や売上規模によるシミュレーションを載せていますので、参考にしてみてください。 メリットやデメリットを知ることが十分検討することにつながります。その比較作業が、法人化までの手順を理解する、大きな助けとなります。そして、あなたの会社の強みになっていくはずです。 |
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著者:原尚美 A5・256ページ・1色 本体価格:1,480円+税 ISBN978-4-88166-846-7 |
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付録 会社にするかどうか迷ったらチェックリストを使って自己査定してみよう
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第1章 会社をつくるメリットとデメリット 1-1 会社をつくる7つのメリット ・会社にすると、節税ができて、社会的信用力もアップする 1-2 会社をつくる3つのデメリット ・会社にすると、登記費用や運営コストがアップする 1-3 気になる消費税のメリット ・会社設立後、最初の2年間は消費税が免税になる コラム 夫と妻は一心同体? それともやっぱり赤の他人? 第2章 個人事業と会社組織はどっちが得? 2-1 会社と個人事業でこんなに違う税金の計算 1 法人税と所得税の計算は、どちらが有利? 2 住民税と事業税の計算は、どちらが有利? 3 気になる「交際費」は、会社が有利? 4 生命保険料を支払ったら、どちらが有利? 5 資産を購入した場合、どちらが有利? 6 赤字になってしまったら、どちらが有利? 7 株式などを売買した場合、どちらが有利? 8 不動産を売買した場合、どちらが有利? 9 自宅を事務所にする場合、どちらが有利? 10 印税や著作権使用料などが収入の大半の場合、どちらが有利?2-2 給料を払って節税ができる!? 1 節税は「会社 + 個人」で考える 2 会社なら、自分に支払う役員報酬で、税金がグッと安くなる 3 家族に給与を支払うことで所得の分散を図る 4 個人事業の場合、給与を支払うにはさまざまな制約がある 5 役員報酬の決め方には、ルールがある 6 会社なら、事業主や家族に退職金を支払うことができる 7 会社なら、家族に支払う家賃や手数料を必要経費にできる 2-3 運営面のメリット・デメリットを検証する 1 会社は定款に定めた目的以外の事業を行うことはできない 2 会社にした場合の利益の分配のしかた 3 会社をつくると、社会保険に加入しなければならない 4 会社なら、事業主や家族も社会保険に加入できる 5 会社は会計帳簿などの作成が面倒 6 個人事業の申告書は作成が容易。法人税の申告書は作成が困難 7 振込手数料やネットバンキングの手数料がアップする 8 固定電話・携帯電話の料金や自動車の保険料がアップする 9 会社にすると、税務調査はどう変わる 2-4 会社をつくって個人資産を守ろう 1 つくる会社の種類によって、「無限責任」と「有限責任」がある 2 個人事業と会社では、資産の名義が異なる 3 個人事業における事業承継の落とし穴 4 事業が失敗しても、再出発を図りやすいのは会社? 個人事業? 2-5 会社にすると、ダンゼン社会的信用がつく 1 会社にすると社会的信用がアップする(名称編) 2 社会的信用がアップすると、業績も拡大する(営業面) 3 社会的信用がアップすると、業績も拡大する(インターネット編) 4 会社にすると、銀行からの融資が受けやすくなる(資金調達面) 5 会社にすると第三者からも出資を集めることができる 6 会社にすると、優秀な人材を集めることができる 7 会社にすると、助成金がもらいやすくなる2-6 会社をつくって事業の継続性を図る 1 会社だったら、事業の譲渡がスムーズにできる 2 会社だったら、共同事業も簡単にできる 2-7 会社にすると、やっぱり手続きが面倒 1 開業するときの手続きと費用を知る 2 廃業するときの手続きと費用を知る 3 会社の意思決定をする役員には任期がある 4 取締役の責任は以外に重い? 5 決算公告とは何か? 6 会社なら、会計期間を自由に決められるメリットって? 7 会社なら、納税地を選べるメリットって? 第3章 事例に基づいて税金を計算してみよう 3-1 6つのモデルケースの前提条件 ・会社にするかどうかの判断は、売上だけでなく、利益率で考える3-2 デザイナーやコンサルタント業の場合 ・利益率の高いサービス業の場合(みなし仕入率50%) 3-3 カメラマンやミュージシャン、スポーツ選手の場合 ・設備などに経費がかかるサービス業(みなし仕入率50%) 3-4 美容院経営の場合 ・店舗を構えて、設備以外に人件費などの経費がかかるサービス業(みなし仕入率50%) 3-5 中華料理店経営の場合 ・飲食業の場合(みなし仕入率60%) 3-6 内装工事業の場合 ・製造業や建築業の場合(みなし仕入率70%) 3-7 雑貨屋の場合 ・小売業の場合(みなし仕入率80%) 第4章 会社について詳しくなろう4-1 会社の種類について ・会社の種類は大きく分けて、株式会社と持分会社に分けられる 4-2 公開会社と譲渡制限会社について ・小さな株式会社をつくるなら、譲渡制限会社がお勧め 4-3 会社の機関について ・定款に定めれば、自由な会社運営ができる 4-4 資本金について ・資本金は、事業をはじめるために必要な資金4-5 株主について ・経営権を確保するために必要な持ち分割合を知る 第5章 実践・会社のつくり方とはじめ方 5-1 会社をつくるのは、意外とカンタン 1 会社設立の準備に入る前に知っておきたいこと 2 会社設立の流れ @ 設立準備 〜 発起人会 3 会社設立の流れ A 定款の作成(絶対的記載事項) 4 会社設立の流れ B 定款の作成(相対的記載事項 〜 任意的記載事項) 5 会社設立の流れ C 定款押印から定款認証 6 会社設立の流れ D 出資金の払い込み 〜 払い込みの証明 7 会社設立の流れ E 役員選任 〜 調査報告 8 会社設立の流れ F 申請書作成 〜 登記申請 9 会社設立の流れ G 代表印の作成 〜 実印登録 10 会社設立の流れ H 印鑑カードの取得 〜 登記簿謄本の取得5-2 会社をはじめるときの手続き 1 会社設立後の流れ @ 銀行口座開設の流れ 2 会社設立後の流れ A 各種書類の届け出 5-3 個人事業を廃業する手順 1 税務署に、個人事業の廃業届を出す 2 個人から会社に引き継ぐ資産を決める 3 法人成りした年の確定申告は、どうする? 5-4 会社の円滑な設立と運営のために 1 専門家との正しい付きあい方 ≪ 目次を隠す |