突然の介護で困らない! 親の介護がすべてわかる本 〜高齢の親を取り巻く問題で悩まない〜 改訂第2版 |
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【介護に関わる全方位型の視点】を一冊にまとめました 介護保険制度は社会の状況を踏まえつつ、介護保険料、介護報酬、介護サービスの内容・運用・利用のしかたなど3年に一度見直されます。本書は、2024〜2026年度の法改正の内容に対応し、介護に関わる最新の費用や情報のデータに基づいた『突然の介護で困らない! 親の介護がすべてわかる本〜高齢の親を取り巻く問題で悩まない〜』の改訂版です。 人材不足、物価高、団塊世代が75歳以上に突入など、介護者を取り巻く環境は厳しさを増しています。それでも、介護サービス・医療サービス・福祉サービスの制度の大枠を知ると「こんなサービスや制度があるんだ!」という発見があるでしょう。また、親の介護予防の段階から地域にある資源の活用を始めることで、乗り切れることともあるでしょう。 ・親にもしものことがあったらどうすれば? ・介護未満の親の見守りは? ・私のお困りごとは、どこに相談すればいいか? ・介護のお金のこと気になるけど… ・親の看取りはどうすればいいの? 介護にまつわる必要な情報を全方位型で一冊にまとめました。親の介護のために、そしてご自身の将来のために、本書を活用してください。 |
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著者:浅井郁子 A5・208ページ・2色 定価:1,595円(本体:1,450円+税10%) ISBN978-4-8007-3039-8 |
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はじめに
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第1章 親が倒れた、発熱した! 突然の事態が起こったとき 01介護が必要になる3大原因とは 02親に突然の事態が起こったとき 03離れて暮らす家族が準備しておくこと 04地域包括支援センター(包括)ってなに? 05入院時に家族がやること 06退院に向けて Q1「緊急通報システム」や「救急医療情報キット(緊急連絡カード)」はいつから用意すればいいですか? Q2民生委員は私の親の自宅にも訪問しているでしょうか? Q3「退院前カンファレンス」は、どこの病院でも必ず開かれていますか? Q4家族は「退院前カンファレンス」に出席したら、何を話せばいいですか? コラム:「老いては子に従わない!?」 第2章 介護保険を申請する 01介護保険とは? 02介護保険の申請のしかた 03要介護認定が出るまでの流れ 04認定結果と利用できるサービス 05介護認定が必要ない「総合事業」ってなに? 06要介護認定の申請のタイミング Q1親が介護認定の申請に抵抗しそうなときは、どうしたらいいでしょうか? Q2認定調査のときに普段よりがんばって動かしてしまい、思うような認定が受けられないのでは? と不安です Q3次回の更新を待たずに認知機能などが衰えたと感じた場合は、どうすればいいのでしょうか? Q4親に認知症があるとき、認定調査で特に気をつけることはありますか? コラム:ありのままが一番つよい 第3章 自宅で利用できる介護保険サービス〜在宅介護〜 01介護保険サービス利用までの流れ 02ケアマネジャー(介護支援専門員)ってなに? 03訪問、通い、短期宿泊のサービス(居宅サービス) 04自宅に訪問してくれる専門職 05地域密着型サービスってなに? 06介護保険で利用できる介護用品(福祉用具サービス) 07介護保険で介護リフォーム(住宅改修サービス) 08ケアプランの作り方 Q1介護保険のサービスは種類が多くて選ぶのが難しそう。選び方のポイントはありますか? Q2ケアマネジャーに「家族の状況」はどう伝えたらいいですか? Q3ケアマネジャーとの相性がよくないと思っても言えない気がします。よい伝え方はありますか? Q4ポータブルトイレを購入したいときは、どうすればいいですか? コラム:介護はチームを組んで行うもの 第4章 介護保険以外のサービスを知る 01社会福祉協議会とシルバー人材センターを利用する 02市区町村の独自サービスをチェックしよう 03見守りと安心のサービス 04移動の安心は介護タクシーで 05フレイルを予防するプログラム Q1ケアマネジャーに介護保険外サービスの相談をしてもいいのですか? Q2離れて暮らす介護予備軍の家族です。介護保険外のサービスを今から検討したほうがいいですか? Q3社会福祉協議会やシルバー人材センターなどいろいろあり、どれを選べばいいのかわかりません Q4介護保険外で介護タクシーを利用するときの注意点はありますか? コラム:フレイル予防は50代から?! 第5章 老人ホーム(高齢者住宅・介護施設)に入居する 01自宅の安全性をチェックしよう 02多様な老人ホームの種類 03介護保険施設に入所する(施設サービス) 04有料老人ホーム、サービス付き高齢者向け住宅、ケアハウス 05老人ホーム入居にかかる費用 06老人ホームの探し方 Q1特養(特別養護老人ホーム)の順番待ちをしている間、どう介護態勢を作ったらいいですか? Q2親の住まいと子の住まい、どちらに近い老人ホームを選んだらいいか悩みます Q3有料老人ホームの入居を検討しています。資金面で注意することはありますか? Q4他の市区町村にある老人ホームに入居するときは、住所変更は必要ですか? コラム:老人ホームの入居はゴールではない 第6章 介護態勢を整えるために知っておきたいこと 01加齢によって起こる症状を知る 02親の最新情報をまとめておく 03親を振り込め詐欺や悪質商法から守る 04親の災害への備えをチェックする 05家族・親族で役割を分担する 06介護者が疲弊しないために Q1離れて暮らしているので親の変化に気づきにくいです Q2キーパーソンの役目を果たすうえで、注意点はありますか? Q3老々介護をしている両親をサポートする方法はありますか? Q4「緊急ショートステイ」とは何ですか? コラム:親子の会話は、親が年をとってからのほうが重要 第7章 気になる介護とお金のこと 01介護にかかる費用を把握する 02お金の負担を軽減する制度1「医療費と介護費」 03お金の負担を軽減する制度2「非課税世帯、確定申告、特別障害者手当」 04親のお金事情1「収支のバランス」を知る 05親のお金事情2「財産目録」を作る 06親の金銭管理をサポートする Q1在宅介護で気づきにくい出費はありますか? Q2介護用品を、安全に、お得に買う方法を教えてください Q3親の年金収入が少ないです。生活保護制度は利用できますか? Q4生活資金を確保するための不動産活用とはどんなものですか? コラム:誰だって自分のお金事情は隠したい 第8章 介護と仕事の両立を目指す 01介護離職をしないために 02国の制度を知る(介護休業、介護休暇) 03勤務先の介護支援制度を確認する 04介護離職という選択をするとき Q1会社に相談するときの上手な伝え方はありますか? Q2介護休業の取り方のポイントはありますか? Q3介護をしながら働くビジネスケアラーがうまく両立するために必要なことは? Q4兄弟姉妹で、誰が介護休業を取得するのかもめそうです コラム:「自分はこうしたい」という思いで後悔を少なく 第9章 認知症ケアが必要になったら 01認知症とはどんな病気? 02認知症の相談・診断 03在宅での認知症ケア 04介護施設での認知症ケア 05認知症の親のお金と権利を守る(権利擁護) Q1MCI(軽度認知障害)とは何ですか? Q2離れて住む認知症の親は一人暮らしを続けられますか? Q3認知症の親を同居介護中です。施設入居を考えるとしたらどんなタイミングでしょうか? Q4認知症カフェとはどんなところですか? コラム:症状のせいだとわかっていても 第10章 医療との連携と看取り 01親の医療データを知っておく 02訪問看護は医療保険? 介護保険? 03かかりつけ医の重要性 04在宅療養を支える訪問診療 05在宅での終末期と看取り 06介護施設での看取り Q1胃ろうは延命処置で行うものですか? Q2親のリヴィング・ウイル(終末期医療の意思表示)を確認するタイミングが難しいです Q3親の終末期に関われるか不安です Q4親との最後の日々、思い出づくりをするコツはありますか? コラム:人生の最期を迎える場所 付録資料 おわりに 索引 ≪ 目次を隠す |